現地時間12日午前10時(日本時間13日午前2時)にApple Event12が開催されました。
毎年この時期の発表はiPhoneの新作発表ですよね。さらにApple Watchも発表されています。Lightningに関してはどうなったのかも気になるところ。
今回のイベントではどんな流れで、ことが発表されたのか見ていきましょう。
AppleEvent12のイントロ
まさかの日本語からスタート。ということで日本市場を意識したものと思われるストーリーの作りでした。
Apple Watchの開発者が最初に多く出演していることからApple Watch、iPhoneの順番に発表されると予想がつきますね。
AppleのCEOティムクック登場
主な発表の内容としては以下の通りです。
・Apple Watch
・iPhone
前回イベントのMacBookAir15インチとApple Visionについての概要を、ティムクック本人がプレゼンするという内容でした。
ここからが本題です。
新しいApple Watch、Series9とUltra2について
Apple Watch Series9とApple Watch Ultra2について発表があったので順番に紹介します。また、SEについてはとくに発表はありませんでしたが、継続して販売されるようです。
Apple Watch Series9
Apple Watch Series9のGPSモデルの価格は以下の通りです。
- アルミニウムボディの41mmは59,800円(税込)
- アルミニウムボディの45mmは64,800円(税込)
Apple Watch Series9のGPS+Cellularモデルの価格は以下の通りです。
- アルミニウムボディの41mmは75,800円(税込)
- アルミニウムボディの45mmは80,800円(税込)
- ステンレススチールの41mmは109,800円(税込)
- ステンレススチールの45mmは117,800円(税込)
バンドはラバーとテキスタイルであれば追加料金なしですが、ステンレススチールを選ぶと+8,000円となります。
出典:Apple「Apple Watch Series 9を購入」
アルミニウムモデルで選べる色は以下の5色です。
- ピンク
- ミッドナイト
- スターライト
- シルバー
- レッド
ステンレススチールは3色展開となっています。
- ゴールド
- シルバー
- グラファイト
発売は9月22日で注文は今すぐできるようになっています。
新しくなったこととして主なものをあげてみました。
- CPU : S9搭載
- watchOS 10
- ダブルタップ
- さらにバッテリーの持ちが長くなった
- Siri + ヘルスデータ
- 1〜2,000 ニト(Series8の2倍の明るさ)
ジャイロセンサーが新しくなったことにより、ダブルタップ(親指と人差し指を合わせる動き)でできることがすごく増えたようです。
具体例として、電話に出るために画面に触らなくても出れるようになったり、音楽の再生や一時停止などもダブルタップで行えます。
つまり、両手に荷物を持っているような場面でも操作ができるようになったということです。
Apple Event 12の発表ではカーボンニュートラルに配慮しています。とアピールしている時間が長く感じました。今回のApple Watchは初めてカーボンニュートラルな製品になっているようです。
2030年までにゼロエミッションを達成することを目標としているとAppleは宣言しています。環境への配慮も大切だと思うのですが、Apple Watch Series9の発表時間の半分近く(体感)を使ってまですることなのか?と個人的には思いました。
エルメス、ナイキとのコラボは継続して販売される見込みです。しかし、革製品については扱わない方針のようです。
Apple Watch Ultra2
Apple Watch Ultra2の価格は税込128,800円です。アメリカドルでも$1099であるため、為替を考えるとお得かもしれません。
出典:Apple「Apple Watch Ultra2を購入」
バンドは3タイプ用意されています。
- アルパインループ
- トレイルループ
- オーシャンループ
アクティブな場面に応じて選べる仕様です。
Apple Watch Ultra2の魅力として画面サイズが49mmと大きく、バッテリーの持ちが今回発表があったSeries9と比べても長いことです。
バッテリーの持ち時間は36時間で低電力モードなら72時間(3日) 最長でもつのはありがたいような気がしますが、他のスマートウォッチなら1週間もつものもあるため、機能面で必要かどうか判断が委ねられます。
- ダイビング中もOK(水深100mまではテスト済み)
- 3,000ニトまで対応(明るい場所でも見やすいくらい画面が明るくなる)
- ダークモード対応(夜間は逆に自動で暗くなる)
- ワークアウトはランニングだけでなく、自転車にも対応
- 海抜-500mから9,000mに対応
- -20〜55℃に対応
- 緊急時に86デシベルのサイレンが鳴らせる
Apple Watch Ultra2はかなりアクティブに使われる方にはメリットが大きく、機能がてんこ盛りになっています。GPSの精度も高く、高度や深度なども測れるようになっているようです。
Apple Watchの値段は以下の通り(税込)です。
- Apple Watch SE : 34,800円〜
- Apple Watch Series 9 : 59,800円〜
- Apple Watch Ultra 2 : 128,800円
続いてiPhone15シリーズを紹介します。
Apple Event 12で発表されたiPhone15シリーズについて、Type-Cは歓喜
iPhone15、iPhone15Proの順番で発表がありました。
Lightning端子がどうなったか気になる人も多いと思いますが、Proだけではなく無印も廃止され、全てUSB Type-Cになりました。
MacBookやiPadと同じ端子になったことでケーブルの本数が減らせたり、共有できたりしますね。
Apple Event 12で発表されたiPhone 15
Proモデルだけではと噂になっていた、Lightningケーブルですが、iPhone15とiPhone15 PlusではUSB Type-Cに変更となっています。
iPhone15の価格(税込)は以下の通りです。PlusはPro Maxと同じ6.7インチの画面サイズです。
ストレージ | iPhone15 | iPhone15 Plus |
128GB | 124,800円 | 139,800円 |
256GB | 139,800円 | 154,800円 |
512GB | 169,800円 | 184,800円 |
カラーはどちらも5色展開となっています。
- ブルー
- ピンク
- イエロー
- グリーン
- ブラック
iPhone14 Proにあったダイナミックアイランドを搭載し、チップもiPhone14 Proと同じものを使っているため、価格が据え置きでPro仕様が使えるのは嬉しいところですね。
またカメラの性能が上がっており、48MPの画素数に上がっているため、より綺麗に写真を撮ることができます。
そのおかげもあってか、ネクストジェネレーションのポートレートモードを搭載しています。
iPhone15の搭載しているチップの詳細については以下の通りです。
- A16 Bionicチップ
- 5 core GPU
- 6 core CPU
そのほかにも、
- ネームドロップ(iPhoneの頭同士を近づけると交換できる)機能や
- お互いの位置がよりわかりやすく共有できる
- 14の国で位置情報を共有できる(日本は含まれていない)
- 緊急性が高い時にその効果がよりある
- Satellite Serviceが2年間無料で使える
といった機能が発表会で紹介されていました。
アメリカでの販売価格が以下の通りであるため、少し日本での販売は高いのかなという印象です。
- iPhone15 : $799 128GB
- iPhone15 Plus : $899 128GB
Apple Event 12 で発表されたiPhone15 Pro
iPhone15の発表の後にあったiPhone15 Proはチタン製であることとゲームに強いことを全面にアピールする内容でした。
iPhone15 Proの価格(税込)は以下の通りです。
ストレージ | iPhone15 Pro | iPhone15 Pro Max |
128GB | 159,800円 | 設定なし |
256GB | 174,800円 | 189,900円 |
512GB | 204,800円 | 219,800円 |
1TB | 234,800円 | 249,800円 |
値段に関しては、円安の影響もあって高いの一言ですね・・・。
用意されているカラーは4色です。
- ナチュラルチタニウム
- ブルーチタニウム
- ホワイトチタニウム
- ブラックチタニウム
通常のiPhone15と異なる点は以下の通りです。
- Titanium チタン製
- サイレントモードにするスイッチがボタンに変更
- A17 Proチップ搭載
- 120mmレンズの5倍ズーム
- USB 3に対応している
A17Proチップによって、6 core CPU、6 core GPUとなって以前のモデルより20%改善していることによってFPSなどのゲームをより快適に行うことができるというアピールが長かった印象です。
発表ではほとんど触れられていませんでしたが、動画や画像のやり取りが多い方や大きいファイルファイルを扱う方は、転送速度が飛躍的に向上しているため、こちらの部分でメリットが大きいかもしれません。
広角カメラ(メインカメラ)
ナイトモードのポートレートが綺麗になっています。これはライダーセンサーによるものです。48MPの画素数まで対応したことによってさらに画質がよくなっています。
望遠カメラ
5倍ズーム12MPに対応したことで、倍率を上げて撮影しても画質が落ちにくく、以前よりきれいに写真を撮ることができます。
iPhoen15シリーズは9月22日に購入可能で、9月15日から予約可能です。
さらに画質の良い画像や動画を扱う機会が多くなるということで、iCloudのストレージの容量を拡張がされるようです。
参考までにアメリカで販売されるiPhoneの販売価格は以下の通りです。為替の影響が大きいということがよくわかりますね。
アメリカドル | 円換算参考(9/13現在) | |
iPhone15 Pro | $999~ | 146935円〜 |
iPhone15 | $799~ | 117518円〜 |
iPhone14 | $699~ | 102810円〜 |
iPhone13 | $599~ | 88102円〜 |
iPhoneSE | $429~ | 63098円〜 |
AppleEvent12の一言まとめ
Apple Watch Series9はダブルタップで画面を触らずに操作がよりしやすくなったことです。
iPhone15はUSB Type-Cが全てのモデルで搭載されたことで、ケーブルが他のMacBookやiPadと同じケーブルが使えるようになったことです。
Vision Proなどの言及がもう少しあったらよかったのかなと思いました。
以上、参考になっていれば幸いです。
コメント